空き巣はどこを見ているか【効果的な防犯の仕方】

割れ窓で犯罪者をイメージ

プロの空き巣

世の中にはプロの空き巣、というものがいます。ほとんど捕まらず、それを生業としている厄介な人たちです。彼らは捕まらないために、いい獲物を探すために様々な角度から街や家を見ます。

他にも近隣住民の密接度や、街全体の年齢層など、チェックするものは多岐に渡ります。

今回はどのような場所が狙われやすいのか、どうすればいいのかをご紹介します。

不審者は見破れない

不審者を見かけたら110番、などのポスターをご覧になったことがあるのではないでしょうか?

帽子をしてマスクを被り、サングラスをしている人を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

ですが、そのような不審者はほとんどおらず、むしろ犯人は一般人に紛れるようにしています。

空き巣は必ず下見をします。下見をする際の格好はその地域に紛れるために、様々な格好をします。

スーツ姿だったり、作業着を着ていたり、中には犬の散歩をしている人もいます。

また、あたりをキョロキョロとするわけでもなく、ほぼ真っすぐ見ながらできそうな家を探し回ります。

そのような人を不審者だと思えるでしょうか? 

不審者と見抜けるのは、空き巣を実行している時と実際に話してみること以外にないと思ってください。

コミュニティーを嫌う

空き巣が嫌なものの一つにコミュニティーがあります。近隣住民同士のお付き合いがあると、噂話が広がり厄介です。

隣の家の人に「どちら様ですか?」と聞かれるだけで、空き巣は諦めると言います。

近隣住民同士のお付き合いがあるからと言って、戸締まりをせずにちょっとコンビニへ、というのは大変危険です。空き巣被害の半分以上は無施錠です。

また、地域全体で防犯意識があるということを誇示するのも有効です。

まちぐるみで、ポスターを貼ることやパトロールをすることも有効です。ただし、ポスターは定期的に交換しなければ、逆効果になることもあります。

割れ窓理論のときにもお伝えしたように、犯人は花を嫌い、ゴミを好みます。ポスターが剥がれかけていたり、汚れていたりすると、この地域は整備されていないと、犯人に告げるようなものです。

同様にポイ捨てが多かったり、自転車が乗り捨ててあったりするのも、無秩序を表すことになります。

また警戒しています!や、空き巣注意!ではなく、このあたりで~人逮捕されました、など警戒だけではなく逮捕まで至るほどに徹底しているぞ、と示すことは大変有効です。

空き巣にとって望ましい庭

空き巣にとって望ましい庭というものがございます。

・無秩序に庭木が植えられている

・庭園灯がある

・芝がはげている

・敷地がアスファルト

こういった特徴がある家は、犯人にとって望ましい庭です。庭木に庭園灯があると、その影に隠れられますし、芝生やアスファルトはほとんど足音がしません。また手入れされていないと、あまり庭に気を使っていないことから、防犯意識が低いと勘ぐられます。

犯人は非常に音を嫌います。砂利を敷き詰めたり、空き缶や空き瓶がおいてあったりすると音を立てないように気を配る必要があるため、非常に嫌います。

また新しい家よりも、古い家を好みます。新しい家のほうが作りが強固であり、防犯対策もされている可能性が高いです。また金品があるのは、年齢層の高い古い家のほうが可能性が高く、生活パターンも一定であることから、狙われやすいとされております。

死角に防犯カメラを

見える位置にも防犯カメラは必要ですが、犯人がわざわざ正面突破するとは考えにくいものです。下見の際にどこに死角があり、どこから侵入しどこから逃げるのか、全て計算の上で侵入してきます。

つまり下見から見えない位置に防犯カメラやライト、音のなる物を置いておくと、犯人は高確率でパニックを起こします。顔が見られると、その地域での活動が難しくなるため、防犯カメラで録画しておくことは、空き巣対策には必要です。

一般住宅の防犯カメラ設置例

愛知県警の空き巣対策

愛知県警は空き巣が多発した市内の住宅地に、人感センサーライトをつけるように指導しました。またその際に近隣住民同士で話し合いをさせ、死角になる部分を共有させました。すると、空き巣どころか路上での犯罪も減っていきました。

人感センサーライトの効果だけではなく、地域が防犯を意識したことにより、パトロールが増え地域住民の会話も増えたことから、犯罪が減っていたのです。 こういた地域安全ネットワークを張ることが、犯罪の抑止に繋がります。

割れ窓理論と安全ネットワークを組み合わせると、犯罪をする機会が失われ、安全な街へと変わっていくのです。

まとめ

地域ぐるみで安全対策をするというのは、大変むずかしいことではありますが、まずはご近所同士でやってみるのも大変有効です。お互いが死角だと思うところに、人感センサーライトを入れるだけでも、犯人は非常に嫌がります。

家の前で話しているだけでも、仲がいいことは伝わりますし、挨拶をするだけでも犯人にとっては、気持ちの悪いことです。

このような取り組みが行われていけば、どんどんと犯罪は減っていくでしょう。

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