ワイヤレスカメラのメリット・デメリット

ワイヤレスカメラとは

ワイヤレスカメラ（無線カメラ）とは、カメラで撮影した映像信号を、信号ケーブルを通さないで、Wi-Fiによって映像を記録媒体に送信するカメラの事です。

通常の防犯カメラは、記録媒体との配線が必要です。

ところが、ワイヤレスカメラは記録媒体を外部に切り離す事が出来るので、記録媒体との配線の必要がありません。必要な物は、インターネットの回線とスマホやパソコンと電源です。

ワイヤレス防犯カメラは大きなデータ量を通信するため、光回線等の高速通信が可能な回線がオススメです。

また、Wi-Fiでご自身がお持ちのPC、スマートフォン、タブレット等にワイヤレスカメラを接続すれば映像の確認も容易に出来ます。

また、屋外に設置する場合、ワイヤレス防犯カメラは防水・防塵仕様のものを選びましょう。雨風に対する耐久性も高いので、防水ケースに収納する必要性もありません。

ワイヤレスカメラの種類

その種類も豊富で状況に応じて使い分ける事が可能です。

電池式ワイヤレスカメラ

電池式ワイヤレスカメラは電池交換が必要ですが、屋外で電源がとれない所での使用に最適です。

また、電源工事が不要な為低コストで使用可能です。

AC/DC電源使用タイプ

AD/DCタイプのワイヤレスカメラは、電池交換の煩わしさから解放されて使用可能です。

モーションセンサー付きカメラは、人体感知センサーが付いており、カメラに接近する動きに反応して警戒音やライト点灯するタイプもあり、防犯意識が高い事のアピールにもなります。

赤外線カメラ（暗視カメラ）

赤外線カメラ（暗視カメラ）は暗所、灯りが取れない所での設置が可能で、小型タイプから大型タイプまで用途に合わせて使用が可能です。赤外線カメラはモノクロ映像が一般的ですが、カラー撮影が可能な高スペックタイプもあります。

防犯灯カメラ

防犯灯カメラとは、犯罪抑止効果が高いといえます。それはカラー撮影が可能な事と街灯や常夜灯としても使用が可能で夜間の撮影も可能な事から犯罪抑止への期待が高いといえます。

センサーライト付

センサーライトは人感センサーが内蔵されており、人の動きによりライトを点灯したり音声を再生したりする事ができるものです。防犯への意識の高さを周囲にアピールする為のものです。

ワイヤレス防犯カメラのメリット

ワイヤレス防犯カメラの大きなメリットとして、防犯カメラと記録媒体をWi-Fiで接続出来る事です。

その為、設置場所に配線を引き込む為の穴を開ける必要がないので、ご自宅や会社等の大切な財産を傷つける事がありません。

また、Wi-Fiの電波が届く所であれば任意の場所に設置が可能です。

例えば、子供部屋に設置した場合、家事の合間にタブレットでお子さんの安否確認が可能になります。従来の防犯、監視だけではなく見守りの役割も果たしてくれる事がメリットといえます。

他にも高所や配線が難しい場所にも、低コストで簡単に設置する事ができるという事とワイヤレスカメラを移動させたい場合でも簡単に移動させる事が出来ます。

ワイヤレス防犯カメラのデメリット

ワイヤレス防犯カメラのデメリットはワイヤレスである故にWi-Fiが届かないあるいは建物の構造により電波の受信が弱い等の様々事が考えられます。状況によってはかなり不安定なので、映像が途切れることがございます。

最近では色々な種類のワイヤレスカメラが販売されており乾電池式の物もありますが、電池切れで映像が映っていないというリスクもあるのでこまめにチェックする等の確認が必要となります。

それから、画質が下がってしまうという点もあります。理由は2.4GHZ帯という種類の周波数を使用しており、法律で通信速度制限が設けられているからです。

ワイヤレス防犯カメラは高性能なタイプもありますが、高性能なワイヤレス防犯カメラは有線防犯カメラと比較しても、やや割高になってしまうので実際にかかる費用を把握した上での導入をオススメします。

まとめ

ワイヤレス防犯カメラはWi-Fiでさまざまな場所に設置する事が可能なので、とても利便性の高いカメラであります。

しかし、ワイヤレスが故にWi-Fiが安定しない場合や障害物に妨げられる等、デメリットの面も合わせて持っています。

冒頭でお話ししたようにWi-Fiで簡単に接続出来るので、たとえ電波が不安定でも中継地点を設置しあるいは設置場所を変える事で改善する事も可能です。ワイヤレスカメラはさまざまな種類の物が販売されており、その入手方法もさまざまです。

設置をお考えの方は、ご自身での設置もちろん可能ですが、ご家族や財産を確実に効果的にお守りいただく為にも、専門家にご相談の上、使用環境にもっとも最適な物をお使いいただくようお勧めいたします。