ダミーの防犯カメラが見破られてしまう理由 |防犯カメラの設置ならフリーウェイズネットワーク

ダミーの防犯カメラが見破られてしまう理由

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ダミーカメラのメリット・デメリット

防犯カメラの普及に伴い、コスト削減のためにダミーカメラを導入する案件も多くみられます。これは全ての物事に言える事ですが、ダミーカメラの導入にあたってもメリットとデメリットがあります。

まずメリットとしてはズバリ、威嚇効果とコストの削減です。一般の防犯カメラを導入する場合、工事費がかかります。アナログやアナログHDカメラの場合は配線を引く作業が必要となり、IPカメラ(ネットワークカメラ)の場合でもLANケーブルやネットワーク環境の設定などが必要となります。

それに比べてダミーカメラは実際に起動するわけではないので、もちろん工事などは必要ありません。配線を引く必要もないですし、インターネット環境を整える必要などもないです。こういった面で大幅なコスト削減が見込めると思われます。

そして、ダミーといえど、きちんとした物を設置した場合には威嚇効果は狙えるでしょう。

ただし、ダミーカメラを導入する際には気を付けなくてはいけない事が何点かあり、間違えた機種、環境下で使用してしまうと、多少の知識がある人が見れば簡単にダミーだと見破られてしまいます。

手慣れた空巣犯などはやはり捕まるリスクと闘っているので、色々と研究をしています。ダミーカメラは偽物だと見破られてしまったら何の効果もなく、むしろ犯人に安心感を与えてしまう場合もある事から、見破られない為にも正しいポイントをしっかりと押さえておく事が必要です。

3つのポイント

① 低価格すぎる物は選ばない

② 設置位置をきちんと考える

③ ダミーのドームカメラについて

①低価格すぎる物は選ばない


まず①のダミーカメラを購入する際はあまり安すぎる物は選ばないという件についてです。

低価格な物はフレームがプラスチックで作られていますが、屋外にカメラを設置する場合、カメラが雨や風にあたってしまう事があります。そのため、屋外に設置する場合でプラスチック製のフレームのカメラを設置するという事はまずありえません。

また、屋外でボックスカメラが設置されているのもたまに見かけますが、レンズを取り付けて使うボックスカメラは、屋外に設置する際は必ずハウジングと呼ばれるステンレス製などのケースを使用します。レンズ一体型でないボックスカメラは特に水に弱いので、屋外でそのまま使用する事はできません。

最近では不自然に首を振ったりするカメラなどもありますが、ボックスカメラで首を振るタイプはまずないと考えた方がいいでしょう。先ほど指摘した様に、ボックスカメラを屋外に設置する際はハウジングというケースに入れるので、ケースごと動かさなければいけなくなります。構造的にほぼ不可能と言えるでしょう。

② 設置位置をきちんと考える

次に②の設置位置をきちんと考える件についてです。カメラの設置位置が不自然、というのも見破られる理由の一つです。

カメラが設置されている位置があまりにも高すぎたり低すぎたりすると、不自然さが目立ってしまいます。また、配線も重要なポイントです。ワイヤレスカメラでない限りは、どんなカメラでも必ず配線が必要となります。

不自然に配線が切れていたり、だらしなく伸びていたりしない様に注意が必要です。更に、明らかに電気設備がなさそうな場所に設置されていると、きちんと配線が出ていたとしてもダミーだと見破られてしまいます。ダミーカメラを設置する際は、きちんとした高さ、向きなどを考えながら設置する事が求められるので、多少のコストはかかりますが、設置だけはプロの工事業者にやってもらう事をおすすめします。

③ ダミーのドームカメラについて

最後に③の、ダミーのドームカメラを設置する場合の注意点です。

ドームカメラは基本的に配線が天井裏を通っているので、外からケーブルなどが見えていなくても、それだけでダミーとバレる事はありません。しかし本物もドームカメラに付いているLEDランプは常に赤く点灯しているのに対し、ダミーのカメラは威嚇効果の為に不自然に点滅している事が多いです。

こういった理由からダミーのドームカメラは見破られる確率が高いので、あまりおすすめできません。

まとめ

どういったカメラがダミーカメラとして最適なのかですが、これは環境によっても変わってきます。見破られにくいという点ではハウジングに入れたボックスカメラが、本体が外から見えにくいという点から一番だと思われます。また、カメラの周辺に「防犯カメラ作動中」「24時間監視中!」などのステッカーを貼っておくのも効果的です。最近ではインターネットやホームセンターで簡単に購入できるので、これだけでも多少の抑止効果は期待できます。ダミーカメラを購入する際はきちんとした設置場所、環境にあったタイプ、配線などをきちんと調べてからの設置をおすすめします。ただやはりダミーカメラでは、何かあった時に記録しておく事は出来ません。本物のカメラにも安価なセットはありますので、本物を導入する事を検討していただけたらと思います。

監修者

監修者

代表取締役社長 川口

<資格>
第2種電気工事士

<略歴>
2006年 Scotch College Adeladeを卒業後に帰国し、東証一部上場企業の営業代行会社を立ち上げる。2010年にフリーウェイズネットワーク株式会社へ中途入社し現在に至る。

<代表メッセージ>
弊社は2009年の創業以来、セキュリティを通じてお客様に安心安全を提供することを使命として歩んでまいりました。
社会を取り巻く現状は急速に変化しており、安全安心の課題も見受けられます。
弊社はこのような変化に迅速に対応すべく最先端の知識を習得し、社会に貢献できる企業として、今後とも邁進してまいります。

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