防犯カメラ設置工事のポイント

様々なポイント

防犯カメラを設置工事するには、設置場所や配線の処理など、様々なポイントがございます。

映し出す場所も犯罪者の目になり設置しなければ、思うような効果が出なかったりします。

そこで、今回は設置する際に確認しておきたいポイントをご紹介いたします。

業者さんに頼む前にポイント整理

防犯カメラ設置業者に頼むことはもちろんですが、ご自身でもある程度知識を付けておかないと、不要な場所に設置することになる可能性もございます。

これは何を買う際も同じことで、自分がなぜ必要としているのかをはっきりとして、それをしっかりと調べることが、効果的な買いものになります。

それと同じように、防犯カメラ設置工事を業者に頼む前にも、知識をしっかりと付けておくことが大切です。

設置ポイントを考える

店舗、マンション、戸建て住宅など防犯カメラを設置する場所は様々ですが、それぞれにポイントがございます。

ポイントを考える上で大切なのは、その場所でどのような不正や犯罪、または起こると社内上問題が起こることなど、何が起こり得るのかを考える必要があります。

共通のポイント

どんな場所にも設置する上で共通のポイントがございます。

人の出入り口

人が出入りするところは、防犯カメラを必ずと言っていいほど、設置いたします。

マンションなら共通エントランスには設置し、ドア全体が映るようにします。顔と体がはっきりとわかるような位置に設置することが大切です。

金銭や貴重品のやり取りがある場所

コンビニや飲食店ではレジ付近、クリニックや病院でも会計する場所と、保険証などのやり取りする場所には設置いたします。

このようなやり取りの際に不備があった場合は、責任問題に発展する場合もあり、後の対策にも防犯カメラの映像を活用できます。

夜間に忍び込まれ金銭が盗まれる場合も、レジ付近は必ずと言っていいほどチェックするので、防犯カメラで対策が必要です。

駐車場や駐輪場

車上荒らしや自転車の窃盗などの犯罪にも対策が必要です。特に自転車は窃盗やいたずらが比較的簡単であるため、防犯カメラを設置することは非常に有効な対策です。

しっかりと見える位置に

大切なのは、防犯を意識していると犯人にわからせることです。屋外に設置する場合は、公道などから最低1台は見える位置に設置しましょう。

高く設置すると画角は広くなりますが、顔が見えないので、あまり効果的ではございません。

ですので、防犯カメラの設置位置は大体約3m程度がいいでしょう。3mならいたずらもせれにくく、広く映すことができ、顔も認識できる高さです。

コンビニの例

例えばコンビニですと、一番に考えられるのは万引きです。

そのため抑止力や証拠を残すためにも店内に仕掛けることが必要です。また万引き犯はトイレに物を持っていき、バックに隠すなどといったことも行います。そこで、トイレ付近に設置することも多いです。

またバックヤードにもカメラを設置することをお勧めします。バックヤード内の盗難や内引きなどもございます。その様な被害を事前に防ぐためにも、バックヤード内に必要です。

同じ理由でストックヤードにも設置が必要です。

またレジ付近に設置は必須と言えます。お釣りやカードなど金銭に関わる場所なので、間違いや不正があった際に、遡って映像を確認できます。滅多には起こりませんが、強盗などの凶悪な犯罪があった場合には、証拠となります。

その他はレジ付近から見えづらい場所に設置することをお勧めします。コンビニの中には大きい柱などで普段店員がいる位置から見えにくい場所が存在しております。

コンビニの中には、レジ側から見える位置にモニターを置き、店員がいつでも死角を確認できるようにしてあるコンビニもございます。

このように、起こり得る犯罪を考え、その場所に設置することが非常に大切なポイントです。

その他の注意

配線

配線はむき出しにしてしまうと、配線が切られてしまう可能性がある他、雨や日光で劣化するのでしっかりとした処理が必要です。

管に通すほか、収納ボックスを使ったり、壁に穴をあけ室内に入れたり、配線はできるだけ外に露出させないことが大切です。

プライバシー

公道や他者の敷地をあからさまに映すことは、プライバシーの問題に発展する場合がございます。できるだけ自分の敷地内だけを映すようにしましょう。

まとめ

防犯カメラを設置する場合には、ただ設置すればいいだけではなく、犯人の手口や犯罪や不正が起こりそうな場所を考えて設置する必要がございます。 業者にまかせっきりだけではなく、お客様自身でもしっかりと把握しておくことが、防犯カメラ設置工事をお願いする上で大切なことです。