駐車場に防犯カメラを設置するメリットと設置する際の選び方&注意点
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駐車場に防犯カメラを設置したいと考えている方に向けて、設置の際のメリットや注意点を解説します。 誰も監視していない駐車場では、衝突や盗難、車上荒らしなど、さまざまな被害に遭うことがあるものです。 そこで検討したいのが、防犯カメラの設置。 しかしどの防犯カメラを選べば良いのか、どうやって設置すればよいのか、と悩んでしまう方も多いでしょう。 そこで今回の記事では、駐車場に防犯カメラを設置することのメリットとともに、選び方や設置の際の注意点について解説します。 参考にしていただければ、最も効果的な設置方法がおわかりいただけるはずですので、ぜひご覧になってください。
駐車場への防犯カメラ設置で防げるトラブル
駐車場に防犯カメラを設置するとトラブルを防ぐのに役立ちます。 それではどのようなトラブルの防止に役立つのでしょうか? 具体的な事例について見ていきましょう。トラブル1:違法駐車・長時間駐車
まずは違法駐車や長時間駐車です。 駐車場におけるトラブルとしてとても多いのが、違法駐車や長時間駐車などのルール違反に関するトラブル。 管理する人にとって深刻な問題になることもあり、利益への悪影響を及ぼしたり、他の利用者への迷惑になったりします。 駐車場に防犯カメラを設置すると、駐車場の状況がスマートフォンやパソコンに通知されるようになることもあります。 そのため違法駐車や長時間駐車をしている車にいち早く気づけるようになり、対策が取りやすいでしょう。トラブル2:車上荒らし
車上荒らしの防止にも役立つのが駐車場の防犯カメラです。 特に人通りが少ない場所、街頭がない暗い場所に駐車場があるなら、車上荒らしの被害にも遭いやすいのではないでしょうか? 車上荒らしに対して防犯カメラを設置するメリットは主に2つあります。 犯罪を抑止しやすくなることと、万が一犯罪が起きたときの証拠となることです。 防犯カメラが設置されている駐車場では、車上荒らし犯が警戒しやすいため犯罪自体が減る傾向にあります。 さらに映像として証拠を残せることから、犯人特定に役立つこともメリットです。 車上荒らしが起こりやすい立地の駐車場であれば、防犯カメラを設置するべきでしょう。トラブル3:物損事故
物損事故の情報収集にも役立ちます。 駐車場では車同士の衝突があったとしても、そのまま逃げてしまう方も少なくありません。 しかし防犯カメラを設置しておけば、万が一の物損事故の際に、衝突させた相手を特定しやすくなるでしょう。 警察や保険会社に防犯カメラの録画映像を提供すれば、有力な証拠となるはずです。 防犯カメラは駐車場の治安を維持するために、大きく貢献してくれます。トラブル4:不法投棄
駐車場への防犯カメラ設置は、不法投棄防止にも役立ちます。 さまざまな問題がある駐車場運営ですが、中にはゴミの不法投棄に悩まされているケースも少なくありません。 不衛生になりますし、ゴミを処分しなければならない手間もかかり厄介なものです。 防犯カメラが設置されているとアピールできれば、不法投棄を抑制しやすくなるでしょう。 もしも不法投棄が行われても、犯人特定のための情報となります。 駐車場を良い環境に保つためにも、防犯カメラの設置は推奨されます。トラブル5:不正出庫
最後は不正出庫予防についてです。 不正出庫とは、精算機を不正解除したり、ロック板が上がらないようにしたりして、料金を支払わないまま出庫してしまうことです。 輪止めを使ってロック板を乗り越えようとする手口も、不正出庫のひとつとなります。 またセキュリティ対策が完全でない場合に行われるケースも見受けられます。 不正出庫があると、駐車場を運営していても利益が上がりにくくなるでしょう。 運営を阻害する不正出庫に対しては、防犯カメラの設置にて犯罪の抑止を行うこと、犯人を特定しやすくすることが効果的です。駐車場に設置する防犯カメラを選ぶ方法
駐車場に防犯カメラを設置するメリットはさまざまにあります。 それではこれから設置したいと考えている場合、どのように防犯カメラを選ぶべきでしょうか? 続いては駐車場に設置する防犯カメラを選ぶための方法について、5つの観点からご紹介していきます。方法1:設置方法
まずは設置場所を決めましょう。 設置場所によってカメラに求められる性能が変わるためです。 壊されたりいたずらをされたりすることを防ぐために、高い場所にも設置できるカメラが良いでしょう。 また屋外で雨に濡れやすい場所であれば、防水性能が必要です。 夜間でも撮影できるように、暗視機能のあるカメラを選ぶなど、設置方法によって求めるカメラの性能を割り出してください。方法2:画質
続いては高画質で撮影できることです。 画質の良いカメラであれば、いたずらや車上荒らしがあった際に、状況をはっきりと撮影できます。 もし犯罪が起きて画像が撮れていたとしても、犯人の顔や服装が鮮明でなければ証拠として不十分です。 画質は良いに越したことはありません。 駐車場に設置できる防犯カメラの中には、かなり高画質のものもあります。 できる限り高画質のカメラを選んだほうが、万が一の際に役立つでしょう。方法3:画角
駐車場の防犯カメラを選ぶ際には、画角にも注目したいものです。 画角の広いカメラなら死角が少なくなります。 車上荒らしの中には、死角を利用して犯罪を行う人も少なくありません。 画角が広く、より広い範囲を映し出せるカメラの方が役立ちます。方法4:防水・防塵性
屋外設置の場合に欠かせないのが、防水性と防塵性です。 雨風や埃にさらされる環境でカメラを長く使い続けるなら、水分や埃に強くなければなりません。 屋外ではいつ水や埃にさらされるかわかりません。 せっかく設置したカメラの故障を防ぐためにも、 防水性、防塵性の高い製品であるか、購入時に必ずチェックしましょう。方法5:機能性
カメラを選ぶなら、機能性も確認するようにしてください。 防犯カメラによっては、次のようにさまざまな機能が搭載されています。 【機能一例】- 赤外線暗視機能:暗闇でもモノクロ撮影ができる
- スターライト機能:わずかな明るさでカラー撮影ができる
- 補正機能:逆光の影響を軽減した撮影ができる
- 動体検知機能:人やモノが動いた際に通知を送る機能
- 音声検知機能:音を検知した際に通知を送る機能