学校にも防犯カメラが必要！？注意点と導入経緯
防犯カメラを導入する学校は増えている
昨今生徒や先生を守るために、防犯カメラを設置する学校が増えております。学校は広く、見通しが悪いところや侵入がしやすい場所などに人の目が届きにくく、防犯カメラを設置することが推奨されます。
また生徒や先生間のトラブルも近年騒動になることが多く、自分の身も生徒の身を守るためにも抑止力としての防犯カメラは非常に大切です。
設置場所の例
正門・その他の出入り口
生徒以外の来訪者を確認するために、出入り口に防犯カメラを導入することをお勧めします。誰か訪ねてきた際にインターホンのカメラだけではなく、防犯カメラからの映像を確認することによって、全身を確認することができます。
また教職員専用の出入り口には電気錠を入れると防犯対策になります。
古いインターホンには録画機能がない場合も多いので来訪者が何かした場合の証拠映像として、出入り口に設置することをお勧めします。
校庭
校庭に設置することも大切です。職員室から校庭が見えないこともあり、防犯目的以外にも有事の際すぐに駆け付けることができます。熱中症やケガなど、校庭では命に係わる事故が起こる可能性があるので、生徒の安全を守るためにも、校庭に設置することを推奨します。
校舎の窓付近
締め忘れの窓や、窓を壊して侵入される可能性があります。すべての窓付近にカメラを付けるにはかなりのコストがかかるので、センサーの設置やセンサーライトなどと合わせて使用することで、防犯効果が期待できます。
設置を考慮する場所
教室
教室にもカメラを設置する学校もございますが、更衣室と兼ねている場合には注意が必要です。また、同じ理由で体育館や武道館なども生徒が着替える可能性がございます。そういったプライバシーの考慮を十分にしないと保護者の方々からの理解が得られません。
外周につけるだけでも、保護者の方々からかなりの反対の声があるというお話を聞いたことがございます。設置目的・理由などをはっきりとさせないと、大きな問題に発展する可能性があるので十分に注意しましょう。
もし防犯対策をするのであれば、緊急時に押せる非常用ボタンの設置を検討します。
ですが、いたずらで押される可能性もあるので、よく生徒や保護者と話し合った上で設置をしましょう。
廊下・階段
プライバシーの問題はございませんが、監視や威圧感という意味では、このような場所に着けすぎるのは圧迫感を与えてしまいます。設置理由をしっかりしないと、生徒や保護者の方々から了承を得ることができないかもしれません。
出入り口付近の廊下や、屋上に通じる階段などには、防犯対策という意味では非常に有効だと考えられます。
実際に設置をした例
実際に設置をしたとある高校では、敷地がとても広く人の目だけでは到底監視の目が行き届きませんでした。
休み中に合宿をするための校舎や、数多くのグラウンドがあり、侵入者とそうでない人を見分けるだけでも、かなり大変な広さです。
窓ガラスが割られたり、物が盗まれそうになったりする事件が多発したことにより、防犯カメラの設置が検討されました。
保護者の方々は反対意見があったものの、実際にそのような事件があったという経緯もあり導入に至ったそうです。
プライバシーの問題や安全面の問題から、詳しい設置場所や場所名などは伏せますが、出入り口付近や、実際に被害があった場所にAHDカメラを設置することによって、何かがあった際にすぐに確認できるようにいたしました。夜間でも撮影が可能なので、24時間映像を録画できます。
何かがあってからでは遅いので、生徒の安全を守るためにも防犯カメラの設置は推奨されます。
通学路にも防犯カメラを
小学生を車で連れ去るといった事件が実際にございます。小学校では防犯対策の講習があり、警察署から人が来て注意喚起を行ったりします。
不審者がいたという報告は多々上がりますが、実際に逮捕に至ることが多いかというとそうではありません。
子供に防犯の重要性を説くことも大切ですが、通学路に防犯カメラを設置すると、保護者の方々の目を盗んで犯行する人たちにとって非常に厄介なのは明白です。
車で連れ去る事件があったとしても、ナンバープレートや顔がはっきりと判別することができれば、事件解決に大きな助けとなるでしょう。
まとめ
学校に防犯カメラを導入するのに否定的な意見もございます。ですが、用途や理由を明確にした防犯カメラの設置は、生徒だけではなく近隣の住民も守るために非常に有効です。
通学路に保護者の方々が並んで、生徒の下校を見守ったりしていますが、家もまばらですので、十分な範囲を見守ることは難しいでしょう。
もちろん防犯カメラだけはなく、その地域に住んでいる人々の目も、防犯には非常に大切なことです。
学校で起きた事件の中には、防犯意識が低いことを理由にその学校を狙うといったことが実際にございます。そのような報告を受けて防犯を意識した地域づくりをしたら、犯罪件数が減るケースもあり、地域一丸となって生徒を守る工夫は非常に有効です。
防犯カメラ導入についてのご相談も受け付けておりますので、是非一度ご連絡ください。
監修者
代表取締役社長 川口
＜資格＞
第２種電気工事士
＜略歴＞
2006年 Scotch College Adeladeを卒業後に帰国し、東証一部上場企業の営業代行会社を立ち上げる。2010年にフリーウェイズネットワーク株式会社へ中途入社し現在に至る。
＜代表メッセージ＞
弊社は2009年の創業以来、セキュリティを通じてお客様に安心安全を提供することを使命として歩んでまいりました。
社会を取り巻く現状は急速に変化しており、安全安心の課題も見受けられます。
弊社はこのような変化に迅速に対応すべく最先端の知識を習得し、社会に貢献できる企業として、今後とも邁進してまいります。
