防犯カメラを設置する目的は?監視カメラとの違いも解説
防犯カメラや監視カメラは、犯罪を抑制する・万が一の際の証拠を残せる・不審者をすぐに察知できるなど、人々が不安なく暮らすために大きな役割を果たしています。普及は進んでいるものの、まだ設置できていないお店や公共施設、自宅なども多く存在するでしょう。
防犯カメラや監視カメラは、人々の安全や財産を守るために役立ちます。設置を検討することをお勧めします。
ここでは、防犯カメラと監視カメラの違い、設置するべき場所と場所ごとの目的について、詳しく紹介します。これからカメラの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
以下の記事では、防犯カメラを設置する際に意識したいポイントや注意点をまとめています。あわせて参考にしてください。
関連記事:防犯カメラを設置する際のポイントと注意点を徹底解説!
防犯カメラと監視カメラの違い
防犯カメラと監視カメラは、似ている点が多いものの、異なる点もあります。
ここでは目的と設置場所の違いを見ていきましょう。
目的
防犯カメラの目的は、主に犯罪の抑止と記録にあります。防犯カメラは、事件や不審な行動が発生した際の証拠として使われ、防犯効果が期待されます。
住宅やオフィスの出入口、駐車場、店舗のレジ付近など、犯罪が起こりやすい場所に設置されており、犯罪を未然に防ぐために設置されているカメラです。
一方、監視カメラは特定のエリアや状況を24時間監視し、異常をいち早く察知することが目的です。大規模な工場や交通インフラ施設、国境付近などに設置され、即時対応が必要な場面においては、監視カメラの映像はその場で確認されることも多くあります。
防犯カメラは「記録」に重きを置くのに対し、監視カメラは「即時対応」に重点を置いています。
設置場所
防犯カメラは、特に住宅や小規模な商業施設など、一般の人が出入りする場所に設置されます。
設置場所は、犯罪のリスクが高い場所や、見守りが必要なエリアに重点的に設置されます。
住宅の玄関、駐車場、通路やレジ周辺など、安心を確保するために設置されることが多くあります。
一方、監視カメラは、広範囲や複雑な場所を24時間監視するため、公共施設や商業施設、大規模な工場、交通網、空港などの重要インフラに設置されます。
監視カメラの設置場所は、広範囲をカバーできる高い位置や監視者が状況を把握しやすいポイントが選ばれます。
対象の環境や監視の必要度によって設置場所が異なり、防犯カメラが「特定の場所」を見守るのに対し、監視カメラは「広範囲の監視」に適しています。
防犯カメラを設置する目的
防犯カメラの設置目的は、主に以下の3つです。設置を検討する際は、どのような目的で設置するべきかを検討しましょう。
犯罪の抑制
防犯カメラの設置は、犯罪の発生を未然に防ぐ抑止力として非常に効果的です。
カメラが設置されていることで、犯罪者は犯行をためらい、その場で断念する可能性が高まります。
特に住宅や商業施設の入口、駐車場、店舗内などにカメラがあることで、犯罪者が「監視されている」という意識を持ち、リスクを感じるようになります。
防犯カメラには犯罪抑制に効果を発揮する威圧感があり、犯罪を防ぐための「見えないバリア」として機能します。
カメラが設置されていることで安全意識が高まり、周囲の人々も注意を払い易くなるため、犯罪抑止の相乗効果も期待できます。
犯罪の証拠の記録
防犯カメラは、犯罪が発生した場合の証拠を記録する役割も果たします。
たとえば、盗難や破壊行為が起きた場合、映像記録があればその瞬間の状況や犯人の特徴を確認することが可能です。警察の捜査や犯人の特定が迅速化され、事件の解決につながります。
また、裁判や保険請求時にも証拠映像として利用されることが多く、被害者の立場を有利にするための重要な役割も担っています。記録された映像が犯行の一部始終を示し、再発防止策の立案にも役立てられます。
安心感
防犯カメラの設置は、利用者や住民に安心感を提供します。
自宅や職場、商業施設に防犯カメラが設置されていることで、「万が一の時に記録が残る」「監視されている環境」という意識が強まり、安全性が向上したと感じる人が多くいます。
カメラによって人々に安心感をもたらし、地域の住民や施設の利用者も不安を感じることなく日常を過ごせるようになります。
また、企業や施設にとっても、安心して利用できる環境を提供することは顧客満足度の向上や信頼性の向上にもつながります。
防犯カメラは、住民や利用者が安心して生活や利用ができる環境を支えてくれる重要な存在です。
防犯カメラのおすすめの設置場所
防犯カメラと監視カメラの違いや設置目的を理解したうえで、次はカメラを設置する場所を選定することをお勧めします。
目的に合わせた設置場所を選ぶことで、より防犯カメラの効果を期待することが可能です。
玄関
玄関は防犯カメラの設置場所として最もおすすめで、優先的に設置すべき場所です。
玄関の防犯カメラは、空き巣などの侵入を防ぐことや、家族の外出や帰宅を見守ることを目的としています。
侵入者の多くは、玄関を使って侵入します。
違う場所から侵入するとしても、玄関を必ず通るでしょう。
カメラを設置することで不審者の動きを抑止し、録画によって証拠を残すことができます。
さらに、郵便物の盗難や不審な訪問者の確認にも役立ち、家族が帰宅する様子を見守ることもできるため、日々の暮らしに安心感をもたらします。
カメラを設置する位置は、出入りする人物の顔が映りやすい角度や高さに設定することがポイントです。
ドアの上部や少し離れた位置に設置し、広範囲を捉えることで、侵入経路をしっかりと監視できます。
駐車場
駐車場も防犯カメラの設置におすすめの場所です。
車へのいたずらや盗難、無断駐車などのトラブルが多いため、カメラの設置で抑止効果を期待できます。
車両全体が映るように設置することで、万が一の時にナンバーや犯人の特徴を記録でき、警察への通報にも役立ちます。
また、車上荒らしや車の盗難は夜間に行われることが多いため、夜間でも映像を確認できる暗視機能付きのカメラやLEDライトを組み合わせると、より効果的です。
駐車場周辺の照明が少ない場合でも、クリアな映像が確保でき、愛車を守る安心感が得られます。
ベランダ
ベランダへの防犯カメラ設置は、外部からの不法侵入を防ぐのに効果的です。
特にマンションの1階や2階は侵入されやすいため、より強固な防犯対策が求められます。
ベランダにカメラを設置することで、外部からの不審な動きを早期に察知できます。カメラは威嚇の役目も果たし、不審者の犯罪を抑止する効果も期待できます。
ベランダの柵や天井付近に取り付けると、死角を減らし広範囲をカバーできます。また、映像がしっかりと記録されることで万が一の際の証拠となり、住居者の安心感を高める効果もあります。
カメラの設置で不安のない暮らしを叶えよう
今回は、防犯カメラと監視カメラの違い、設置するべき場所と場所ごとの目的について紹介しました。カメラの設置により、防げる犯罪が多いことや、万が一の際に証拠をきちんと残せることなど、カメラの役割や重要性についてご理解いただけたかと思います。
そのほかにも防犯カメラを設置する際のポイントや注意点を以下の記事でまとめて紹介しています。
気になる方はぜひご覧ください。
関連記事:防犯カメラを設置する際のポイントと注意点を徹底解説!
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監修者
代表取締役社長 川口
<資格>
第2種電気工事士
<略歴>
2006年 Scotch College Adeladeを卒業後に帰国し、東証一部上場企業の営業代行会社を立ち上げる。2010年にフリーウェイズネットワーク株式会社へ中途入社し現在に至る。
<代表メッセージ>
弊社は2009年の創業以来、セキュリティを通じてお客様に安心安全を提供することを使命として歩んでまいりました。
社会を取り巻く現状は急速に変化しており、安全安心の課題も見受けられます。
弊社はこのような変化に迅速に対応すべく最先端の知識を習得し、社会に貢献できる企業として、今後とも邁進してまいります。