アナログカメラシステムについて

アナログカメラはもう古い!?

結論から言いますと、現在アナログカメラは主流から外れております。画質や劣化などがあり、わざわざ新規でアナログカメラを入れるメリットは、ほとんどございません。

ですが、現在アナログカメラも進化して、新たな規格がでているので、まだまだ現役とも言えます。

どのような仕組み?

アナログカメラには電源重畳型と電源分離型の二つがございます。

現在多く出回っているものは、電源重畳型と呼ばれるものです。同軸ケーブル一本で配線ができるので、工事が非常に楽です。

電源重畳型の配線例図

未だマンションやコンビニなど、このようなアナログカメラシステムが使われていることが多く、まだまだ現役と言えます

アナログカメラは,海外ではCCTVカメラ(閉回路テレビカメラ)とも呼ばれます。ですが、あまり現場ではCCTVカメラと呼ばれることは少ないです。

同軸ケーブルを経由して、映像を見ることができる仕組みなので、テレビ用のモニターでも映像を見ることができます。

その際に通信している信号が、アナログだということから、アナログカメラと呼ばれております。

進化するアナログカメラ

アナログカメラは進化しており、同軸ケーブルを使用しながら高画質な映像を出力できるアナログカメラが出てきております。

アナログHDカメラ(AHDカメラ)

同軸ケーブルを使用し、HD画質の映像が出力できるシステムです。

既存の同軸ケーブルを流用することにより、古いアナログカメラを取り外し、AHDカメラを設置するだけで、簡単にカメラの工事が可能になります。

もちろん、AHDカメラ用のレコーダーを使用する必要がございます。ちなみに、AHDレコーダーは既存のアナログカメラの接続ができるため、レコーダーだけが壊れた場合にもAHDレコーダーを入れるという選択肢もあります。

フリーウェイズネットワークではAHDカメラを多く導入しております。東京都23区内・多摩地域や神奈川県は湘南から川崎、横浜はもちろん、関東圏のマンションやコンビニなどに、導入させていただいております。

HD-SDI

主に放送業界で使われている信号規格です。

200万画素はあたりまえで、高画質の映像を出力できるのですが、アナログカメラに使用される同軸ケーブルとは違います。

アナログカメラ・AHDカメラは3C-2Vと呼ばれる同軸ケーブルを使うのですが、HD-SDIは5C-2Vが推奨されております。

このHD-SDI規格は配線距離が短く、アナログカメラでは最大500m配線ができますが、HD-SDIは100m程度しか配線できません。

5C-2Vの線が必要なので、既存のアナログカメラとの入れ替えが難しく、新規で5C-2Vの配線をするメリットが少ないため、弊社では主にAHDカメラを取り扱っております。

HD-TVI

アメリカが開発した新しい規格です。

ほとんどAHDカメラと使用方法は変わらず、4K解像度のモデルが出るなど高画質なカメラです。

ですが、AHDカメラよりコストが高いのがネックです。今後発展する可能性はございますが、現在日本ではAHDカメラが多く普及しております。

まとめ

ほかにもHD-CVIやEX-SDIなど種類がございますが、現状AHDカメラがコストが抑えられ、導入もメンテナンスも楽な点から主流と考えられます。

弊社でも、AHDカメラとネットワークカメラを主に導入しております。

アナログカメラのメリット・デメリット

メリット

インフラに依存しない

ネットワークカメラとは違い、インフラに依存しないため外部の影響を受けにくいという点があげられます。

安定しているとはいえ、機械ですので同軸線の劣化や接触不良によりノイズが走ることもございます。

仕組みが簡単

複雑な設定が必要ないため、取り扱いが非常に楽です。映像が出なくなっても、原因の特定が容易であるためメンテナンスがしやすいです。

ネットワークカメラは物自体がPCと一体になっているといえばわかる通り、設定が必要であり故障した際の修理が非常に時間がかかります。

ネットワークカメラに比べ安い

ネットワークカメラは状況によっては、ルーターの入れ替えも必要なったり、初期の導入コスト・施工時間がかかる場合がございます。

また機器自体の費用も安いことが多いです。

デメリット

PTZ機能を付ける際に、ケーブルが追加で必要

ズーム機能や首振り機能のことを、PTZと呼びます。この機能を付けるためには、ケーブルを追加接続する必要があるため、設置場所によってはケーブルでぐちゃぐちゃになってしまいます。

ネットワークカメラなら、LANケーブル一つで電源から映像、操作まで可能なので、配線が非常にすっきりとします。

配線工事が困難な場合が

カメラによっては同軸ケーブルと電源線が必要なので、カメラの台数が増えると配線が非常に多くなります。

レコーダーの背面に同軸ケーブルを挿す必要があるので、背面がどうしてもごちゃごちゃになってしまいます。

ネットワークカメラはPoEハブなどを使い、天井から一本LANケーブルを持ってくれば、配線が可能なので非常にすっきりとします。

そのため大規模なシステムには向いていないので、そのような場合は、ネットワークカメラでないと難しい場合がございます。

まとめ

アナログカメラはまだまだ、現役であり進化しております。

導入コストが抑えられる点があり、ネックであった画質も進化により改善されております。

特に既存のアナログカメラからAHDカメラに切り替えられる点は非常に便利で、配線工事という手間がなくなる分コスト・工期の短縮につながります。

またスマートフォンやPCでも映像を確認できるシステムもあるので、ネットワークカメラでしかできなかったことが、アナログシステムでも可能になっております。

皆様のご要望にお応えできるよう、最善のシステムをご提案させていただきます。

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