学校に防犯カメラは必要?設置するメリット・デメリットと注意点 |防犯カメラの設置ならフリーウェイズネットワーク

学校に防犯カメラは必要?設置するメリット・デメリットと注意点

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学校では多くの生徒が学んでおり、その生徒たちが安心して学べる環境を提供しなければなりません。

実際に学校内でのトラブルや不審者の侵入など、さまざまな問題が起こっています。

 

そこで、防犯カメラの設置を検討している方もいるでしょう。

ここでは学校に防犯カメラを設置したい、設置すべきか迷っている方のため、必要性や設置するメリット・デメリットなどを解説します。

 

この記事を読むことで防犯カメラ設置の基本がわかるほか、設置する場合はどういった注意点があるかもわかるので、ぜひご覧ください。

 

学校における防犯カメラの普及率

現在、学校ではどの程度防犯カメラが普及しているのでしょうか。

文部科学省が行っている「学校安全の推進に関する計画に係る取組状況調査」を紹介します。

 

まず、平成30年度に全国計49,516校を対象に行われた調査では、防犯カメラを設置している割合は58.1%でした。

28,793校に設置されている状況です。(※1)

 

続いて令和3年度の同調査をみてみると、防犯カメラの設置率は64.3%まで向上しました。(※2)

多くの学校で他にもさまざまな防犯に取り組んでいます。

 

少しずつ防犯カメラの普及率が高まっているため、今後はさらに普及していくことでしょう。

そのような状況になったとき、防犯カメラが設置されていない場合は、他の学校と比べて防犯意識が薄いと思われてしまうこともございます。

保護者や生徒に安心感を与えるためにも、防犯カメラの導入を検討していきましょう。

 

(※1)

参考:(PDF)文部科学省:学校安全の推進に関する計画に係る取組状況調査(平成30年度実績)のポイント[PDF]  

(※2)

参考:(PDF)文部科学省:学校安全の推進に関する計画に係る取組状況調査【概要】(令和3年度実績)[PDF]

 

防犯カメラを学校に設置すべき?

学校での防犯カメラの設置はできれば検討していきたいものです。

普及率は64.3%と高いため、多くの学校で必要性を感じているともいえます。

 

学校の中にはどうしても職員の目が行き届かないところがあるため、そういった場所を見守る目的でも設置を検討してみてはいかがでしょうか。

何かあったときに子どもたちを守ることにもつながります。

 

防犯カメラを導入することでどのような効果が期待できるのか、どういったトラブルを防ぐことにつながるのかなど、学校側で話し合いをしてみるのもおすすめです。

防犯カメラが必要かどうか見えてきます。

 

防犯カメラを学校に設置するメリット

防犯カメラを設置することによってどういったメリットが期待できるのでしょうか。

ここでは、代表的なメリットを4つ解説します。

 

メリット①不審者の侵入を抑制できる

学校に不審者が侵入してしまい、トラブルや事件になってしまった事例もございます。

侵入者にとって見えやすい位置に防犯カメラを設置しておけば、抑止力となるでしょう。

 

防犯カメラがあっても侵入されてしまうことがありますが、その場合もどのような形で侵入されたのか把握できます。

もし犯人が逃走してしまったとしても、その映像が証拠となり犯人の特定につながることもあるでしょう。

 

また、リアルタイムで防犯カメラの確認ができれば、不審者が学校に近付いてきた段階で気づくこともできます。

 

不審者が侵入するのは日中だけとは限りません。

夜間も含め常に警備するのは難しいことですが、防犯カメラであれば24時間365日録画が可能です。

万が一、夜間に侵入者がいる場合も気付けるでしょう。

 

メリット②器物破損や盗難を防げる

学校内では器物破損や盗難が起こってしまうこともございます。

生徒が行った可能性もあれば、教師の可能性もありますし、外部からの侵入も考えなければなりません。

 

防犯カメラがあれば、仮に器物破損や盗難被害があった場合もいち早く犯人の特定に結びつけることが可能です。

また、トラブルが起こりやすい場所に防犯カメラを設置しておけば、犯行を防ぐことにもつながります。

 

メリット③いじめの防止につながる

学校によってはいじめを心配していることもあるでしょう。

いじめ問題が表面に出てくるケースもあれば、学校側に気づかれない形でいじめが行われているようなケースもございます。

 

ほとんどのケースでは、いじめは隠れて行われるので目撃者も少なく、証拠が収集できないことも多いです。

防犯カメラを設置しておけば、教師の目が届かない場所も警戒できます。

 

いじめをする側としても学校側にばれてしまうと問題なので、防犯カメラがあるところではいじめをしません。

学校内の死角を完全になくすことはできないのでいじめをゼロにすることは難しいといえますが、それでも抑制にはつながります。

 

メリット④トラブル時の状況を確認できる

学校内で何かトラブルが起こった際、防犯カメラで録画した映像があればなぜそのトラブルが発生したのかわかります。

 

誰がどのような状況で何をしたのかがわかれば、問題をスムーズに解決することもできるでしょう。

 

例えば、校舎の窓ガラスが割れてしまった場合、生徒がふざけてやったのか、事故によるものなのかなど判断できます。

 

防犯カメラを学校に設置するデメリット

防犯カメラの導入を決める前に、どういったデメリットがあるのかも確認しておきましょう。

以下の3つが挙げられます。

 

デメリット①プライバシーを侵害する恐れがある

子どもたちを守るためといっても、防犯カメラを設置する場合は生徒のプライバシーを侵害しない形で導入しなければなりません。

例えば、トイレや更衣室に防犯カメラを設置するのはプライバシーの侵害にあたるため注意しましょう。

部室で着替えを行う場合は部室も同様です。

 

プライバシーに配慮する形で防犯カメラを設置するとしても、特に女子生徒や保護者から反対の声があがることがございます。

まずは生徒とその保護者に対し、防犯カメラの設置に関してお知らせしておきましょう。

 

「どこに、どういった形で、何の目的で、何台カメラを設置するのか」説明しておくことが大切です。

また、撮影データをどのように管理するのかなども含めて説明すると納得してもらいやすくなります。

 

デメリット②公立学校は自治体から許可を得なくてはならない

私立学校の場合は、学校側がお金を出せるのであれば生徒や保護者からの許可を得たうえで自由に防犯カメラの設置が可能です。

ですが、公立学校の場合、防犯カメラを導入する前に自治体から許可を得ておく必要がございます。

 

これは、予算の決定権を持つのが自治体であるためです。

防犯カメラを導入する際にかかる費用は安くありません。

 

そのため、導入の目的が曖昧だったり、設置台数が多くて予算が高くついてしまったりする場合は許可が下りないことがあるのもデメリットです。

 

自治体に許可を求める際には、具体的な金額を提示することになります。

どの程度の費用がかかるかについては、あらかじめ防犯カメラの販売・設置業者に見積もりを取るなどして確認しておきましょう。

 

デメリット③撮影データを適切に管理する必要がある

当然のことではありますが、防犯カメラで撮影したデータは適切に管理していかなければなりません。

一般的にデータはレコーダーやSDカードといったものに記録されることになります。

 

この録画したデータには学校で生活する生徒や先生、関係者の個人情報が詰まっています。

もし何らかの理由によって外部に流出してしまった場合は、個人情報の流失につながるので注意しましょう。

 

場合によっては個人情報が流出したことにより何らかの被害が及ぶ可能性もございます。

適切に管理するためには、学校側で事前にデータ管理の方法や消去に関してルールを決めておくことも重要です。

 

また、誰でもデータを扱える状態にするのは危険なので、担当者を定めるなどして管理していきましょう。

 

学校に防犯カメラを設置する場合の注意点

学校に防犯カメラを設置する際は、どこに設置するかよく考えなければなりません。

死角がゼロになるように防犯カメラを設置するのは難しいことです。

まずはトラブルが起こりそうな箇所、犯罪につながりそうな箇所を撮影できるように設置を検討しましょう。

 

例えば、不審者の侵入を防ぐためには、校庭や駐車場、正門への出入口などが映るように設置すると効果的です。

過去にトラブルが起こった箇所がある場合は、そこにも設置しておきましょう。

その際もやはりプライバシーの侵害にならないように十分注意が必要です。

 

また、防犯カメラの数は多ければ多いほど良いとはいえません。

例えば、それぞれの教室や廊下、その他どこにいても防犯カメラが目に入ってしまうと、生徒にストレスを与えることにもなるでしょう。

 

まるで監視されているような気持ちにもなります。

生徒や学校としての安全性を高めるために導入するものではありますが、生徒にも理解してもらえるような形で導入を検討していかなければなりません。

 

以下の記事では、実際の教育施設の防犯カメラ設置例を紹介しています。ぜひご覧ください。

教育施設の防犯カメラ設置例はこちら

 

防犯カメラの導入で安全性を高めよう

今回は学校での防犯カメラの設置について紹介しました。

 

多くの学校で導入が進んでいるので、まだ設置できていない場合は導入を検討してみても良いでしょう。

その際にはプライバシーの侵害にあたらないように注意が必要です。

 

そのほかにも防犯カメラを設置する際のポイントや注意点を以下の記事でまとめて紹介しています。

気になる方はぜひご覧ください。

関連記事:防犯カメラを設置する際のポイントと注意点を徹底解説!

 

設置場所などについて悩んでいるのであれば、防犯カメラ設置のフリーウェイズネットワークまでご相談ください。

防犯カメラの設置に関することだけではなく、内外装・業務用エアコンなどに関しても総合的に対応しています。

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監修者

監修者

代表取締役社長 川口

<資格>
第2種電気工事士

<略歴>
2006年 Scotch College Adeladeを卒業後に帰国し、東証一部上場企業の営業代行会社を立ち上げる。2010年にフリーウェイズネットワーク株式会社へ中途入社し現在に至る。

<代表メッセージ>
弊社は2009年の創業以来、セキュリティを通じてお客様に安心安全を提供することを使命として歩んでまいりました。
社会を取り巻く現状は急速に変化しており、安全安心の課題も見受けられます。
弊社はこのような変化に迅速に対応すべく最先端の知識を習得し、社会に貢献できる企業として、今後とも邁進してまいります。

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