コンビニに防犯カメラは必須!その理由とおすすめの設置場所
コンビニ経営を行っている、または行う予定の方は、防犯カメラの設置についても検討しましょう。
今は、ほとんどのコンビニに防犯カメラが設置されています。
ただ、設置するには費用もかかるので導入を決めかねている方もいるのではないでしょうか。
そこで、防犯カメラの設置を悩んでいる方のため、必要性や設置の目的を解説します。
この記事を読むことでなぜ設置したほうが良いのか、具体的にどういった場所に設置すれば良いかなどもわかるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
コンビニに防犯カメラは必要?
防犯カメラは、いざというときに備えるために必要だといえます。
大きなスーパーなどとは異なり、基本的にコンビニでは2~4人程度のシフト体制です。
時間帯によっては1人になってしまうこともございます。
従業員の人数が少ない時間帯に目が行き届かず万引きされてしまうこともあれば、強盗の被害も後を絶ちません。
だからといって同じ時間帯に働く従業員の数を増やすのは難しいケースが多いでしょう。
常に十分な人員を置いておくことが難しいコンビニだからこそ、防犯カメラは必要だといえます。
コンビニに防犯カメラを設置する目的
防犯カメラを設置することでさまざまな効果が期待できます。
以下のような目的で防犯カメラを設置するケースが多いです。
犯罪対策
コンビニで特に多い犯罪といえば、万引きが挙げられます。
従業員から陰になって見えない位置などは特に狙われやすいため、注意しなければなりません。
そういった部分は防犯カメラで監視を強めましょう。
また、滅多にありませんがコンビニ強盗の被害に遭ってしまうこともございます。
そういった場合も防犯カメラがあれば抑止力になるでしょう。
防犯カメラをしっかり設置しているコンビニは防犯意識が高いともいえるので、犯罪を行う側も警戒します。
また、カメラを設置するだけですべての犯罪を防ぐことは難しいですが、何かあった際に証拠画像や証拠動画として利用することが可能です。
クレーマー対策
クレーマー対策としても防犯カメラが役立ちます。
何か言いがかりをつけられてしまった場合、店側が悪いのか、客側に非があるのか防犯カメラで確認可能です。
また、防犯カメラの映像を警察に提出し、被害届を出すこともできます。
クレーマー対策用の防犯カメラを設置することは、従業員を守ることにもつながります。
例えば、コンビニのクレームでよくあるのが「お釣りを間違えている」といいがかりを付けられてしまうケースです。
金銭のやりとりがしっかりと見えるような高画質防犯カメラを導入しておけば、正しくお釣りを渡していることが証明できます。
防犯カメラがなく確認が取れないと、たとえ相手に非があったとしても強く出ることはできません。
こういったことが続けばクレーマーの気が大きくなり、さらにクレームが悪化してしまう恐れもございます。
迷惑行為対策
客がコンビニの中や周辺で迷惑行為を行うことがありますが、防犯カメラがあれば抑止力になります。
何かトラブルにつながってしまった際も映像での証拠があると犯人特定につなげやすいでしょう。
また、たびたび話題になるのが、従業員による迷惑行為です。
バイトテロなどとも呼ばれ、アイスケースの中に入る、販売している商品を食べるなどの行為により店がSNSで炎上してしまうこともあります。
監視カメラがあれば従業員も迷惑行為をしにくくなるので、バイトテロ対策としても効果的です。
バイトテロによる炎上はコンビニ運営にとって命取りにもなりかねません。
万が一の事態を防ぐためにも、防犯カメラを取り入れると良いでしょう。
外国籍スタッフのサポート
コンビニでは外国籍のスタッフが多く働いています。
ただ、日本語に不慣れだとトラブルが起こったとしてもそれをうまく説明できないことがあるでしょう。
防犯カメラを設置しておけば、カメラ映像を確認して何が起こってしまったのか理解できます。
また、日本語力が十分ではないことに目を付けて「外国人に対応されたが、お釣りの金額が間違っていた」などとクレームを付けてくる人もいます。
防犯カメラがなければ、それが事実かどうかわかりません。
外国籍スタッフに安心して働いてもらうためにも、防犯カメラは効果的です。
コンビニにおすすめの防犯カメラ設置場所
コンビニに防犯カメラを設置する際は、特に注意深く監視しなければならない場所を中心に検討しましょう。
効果的な設置場所について解説します。
できればすべてに設置するのが理想ではありますが、費用的な問題もあるはずです。
特に必要性が高いと思われる場所から検討してみてください。
以下の記事では、実際のコンビニの防犯カメラ設置例を紹介しています。ぜひご覧ください。
レジカウンター
レジ付近が撮影できる防犯カメラはぜひとも設置しておきたいところです。
これは、例えば「お釣りが間違っていた」などお客様からクレームがきた際に、それが本当かどうか確かめるのにも役立ちます。
また、従業員による内引きを防ぐ効果も期待できるでしょう。
クレームは主にレジ前で起こるので、クレーム対策としても役立ちます。
そのためには音声の記録にも対応している防犯カメラを選ばなければなりません。
出入口
店舗の出入口部分に防犯カメラを設置しておくと、来店者の顔や背格好を確認できるようになります。
警察が強盗犯や万引き犯の捜査映像として利用することも多いです。
入り口のドア部分に身長目安の印を表示している店舗であれば、その人物の身長もわかりやすくなるでしょう。
売り場
売り場が確認できるように防犯カメラを設置しておくと、万引きや商品へのいたずらなどが確認できます。
何台も設置するのが難しい場合は、広角カメラを採用すると良いでしょう。
ただし、カメラの性能によっては広角カメラを採用した場合であっても何台も必要になることがございます。
トイレ前
トイレの内部に防犯カメラを設置するのは違法で、盗撮の扱いになってしまいます。
ですが、トイレの前など、個室以外であれば違法ではありません。
例えば、万引きした商品をトイレの中でかばんに入れ、店外に持ち出そうとする人もいます。
トイレの前にカメラが設置されていれば、抑止力につながります。
在庫置き場
在庫の数が合わないということであれば、盗難の被害に遭っている可能性がございます。
従業員が犯人の可能性もあれば、部外者が侵入しているケースもあるでしょう。
防犯カメラを設置することで犯人捜査に役立ちます。
店舗の外
コンビニで防犯カメラを設置したいのは、店内だけではありません。
できれば店舗の外にも防犯カメラを設置しておきましょう。
カメラ映像があると、例えば強盗や万引きをした犯人がどの方向に逃げたのかわかります。
また、車やバイクに乗っていた場合はナンバーの確認にも役立つでしょう。
ただ、屋外に設置する場合は防水機能や防塵機能を備えたものを選択する必要があります。
夜間のトラブルについては夜間暗視機能が備わっているものでなければうまく映りません。
この辺りにも注意してみてください。
コンビニに設置する防犯カメラの選び方
一口に防犯カメラといって、実にさまざまな種類がございます。
コンビニに設置するのには、どのようなカメラが向いているのでしょうか。
360度を見渡せること、音声記憶機能がついていること、映像の保存期間が長いことに注目してみてください。
360度を見渡せる画角
360度見渡せる防犯カメラがあると、設置するカメラの台数を抑えられます。
全方位防犯カメラとも呼ばれるものです。
天井に取り付けるタイプのカメラであり、半球状の形をしています。
一般的なカメラの場合、画角は最大でも90度程度しかありません。
360度カメラの場合はその4倍もの画角を一度に映すことが可能です。
また、一般的なカメラだと、カメラの真下は死角となります。
ですが、360度カメラの場合はそういったこともありません。
ただし、映像が歪んでしまう点には注意しましょう。
例えば、カメラに映った車のナンバーを確認しようとしたところ、ナンバー部分が歪んでいて読み取れなかったといったこともございます。
コンビニの陳列棚の裏側部分など、死角となってしまう部分もあります。
場合によっては複数台使い分けるなどして死角ができないように工夫していくことも重要です。
音声記録機能
監視カメラの中には、音声の記録機能がついているものとそうでないものがございます。
コンビニに監視カメラを設置する場合は、音声記録機能が搭載されたものを選択すると良いでしょう。
例えば、クレーム対応に防犯カメラを役立てるためには、どのような言葉のやり取りがあったのか確認しなければなりません。
映像だけでは必要な情報が得られないため、音声記録機能がついているものを選択しましょう。
カメラによってどの程度遠くの音を拾えるかも変わってくるため、確認が必要です。
映像の保存期間
一般的にコンビニの防犯カメラは、1週間~1カ月程度の期間映像を保存しています。
まずはどの程度の期間、映像などの情報を保存しておくか考えましょう。
多くの防犯カメラは、HDDやSDカードの容量をオーバーすると古い映像を自動的に削除し、新しい映像を録画していく作りとなっています。
そのため、HDDやSDカードの容量に注目しましょう。
目安としては2TBで1週間程度の録画が可能です。
2週間録画したい場合は4TB、3週間録画したい場合は8TBを目安にしてみてください。
防犯カメラを導入する際に一緒にレコーダーを導入する場合は、保存容量の確認が必須です。
特に安価なレコーダーはそれほど容量が多くありません。
必要な容量をよく確認したうえで決める必要があります。
コンビニはトラブルが起こりやすいため防犯カメラの設置がおすすめ
今回はコンビニで設置を検討したい防犯カメラについて紹介しました。
必要性や設置に関する基本がご理解いただけたかと思います。
コンビニはクレームや万引き、場合によっては強盗などの被害も考えられる場所です。
防犯カメラで万が一に備えましょう。
そのほかにも防犯カメラを設置する際のポイントや注意点を以下の記事でまとめて紹介しています。
気になる方はぜひご覧ください。
関連記事:防犯カメラを設置する際のポイントと注意点を徹底解説!
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監修者
代表取締役社長 川口
<資格>
第2種電気工事士
<略歴>
2006年 Scotch College Adeladeを卒業後に帰国し、東証一部上場企業の営業代行会社を立ち上げる。2010年にフリーウェイズネットワーク株式会社へ中途入社し現在に至る。
<代表メッセージ>
弊社は2009年の創業以来、セキュリティを通じてお客様に安心安全を提供することを使命として歩んでまいりました。
社会を取り巻く現状は急速に変化しており、安全安心の課題も見受けられます。
弊社はこのような変化に迅速に対応すべく最先端の知識を習得し、社会に貢献できる企業として、今後とも邁進してまいります。