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ドーム型は「目立たず監視」、ボックス型は「威嚇・抑止」|防犯カメラの種類を解説

「目立たず監視」か?「威嚇・抑止」か? ドーム型 / バレット型 / PTZ / 360° 防犯カメラの種類と選び方

 

設立18期目・対応実績5000件以上。
東京都の建設業許可を取得し、有資格者(防犯設備士・電気工事士)による防犯カメラの設置・施工を数多く手がける【フリーウェイズネットワーク株式会社】が、 防犯カメラの種類について解説します。

 

防犯カメラにはさまざまな形状や種類があり、設置する場所や目的によって最適な機種は大きく異なります。

見た目が似ていても性能や役割が異なるため、用途に合わないカメラを選んでしまうと十分な防犯効果が得られないケースもあります。

この記事では、ドーム型やボックス(バレット)型をはじめ、PTZカメラや360°カメラなど、防犯カメラの種類と特徴を整理し、設置場所に応じた選び方についてわかりやすく解説します。
これから防犯カメラの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

【許認可・保有資格(東京都)】 建設業許可:東京都知事 許可(般-6)第159254号[電気工事業]/ 防犯設備士:第17-26862号・第20-30464号/ 第1種・第2種電気工事士 在籍/ 石綿作業主任者 在籍/ 保護具着用管理責任者 在籍

 

この記事でわかること
    • 防犯カメラの主な種類とそれぞれの特徴
    • ドーム型・バレット型・PTZ・360°カメラの違い
    • 設置場所や用途に応じたカメラの選び方
    • 各カメラのメリット・デメリット
    • よくある疑問と導入時の注意点

 

防犯カメラの主な形状と特徴


防犯カメラは見た目の形状によって大きく分類され、それぞれ得意とする用途や設置環境が異なります。

ここでは代表的な「ドーム型」「ボックス(バレット)型」「PTZカメラ」「360°(全方位)カメラ」について、特徴と使い分けのポイントを解説します。

 

ドーム型:目立たず設置でき、屋内監視に適したカメラ

ドーム型カメラ

ドーム型カメラは半球状のカバーに覆われた形状で、店舗や病院、オフィスなどの屋内で多く使用されています。
天井に設置することが多く、景観を崩しにくいことや、レンズの向きが外から分かりにくい点が特徴です。
威圧感が少なく空間に自然に馴染むため、来客の多い施設でも違和感なく設置できます。

一方で、屋外での侵入抑止という意味では、ボックス(バレット)型と比べると効果がやや弱い場合があります。

 

ドーム型カメラの施工事例

ナースステーション付近の天井に設置されたドームカメラ

神奈川県横浜市内の総合病院にて、ナースステーションと出入口の安全対策を目的に防犯カメラを設置しました。

夜間帯の不審者侵入防止と医療スタッフの安全確保を重視し、1階出入口と各ナースステーションにAHDドームカメラを計8台配置。院内録画機とクラウド録画を組み合わせ、災害時にも映像を保全できる二重バックアップ構成としました。

機器構成:
ドーム型カメラ CA-658 8台
・録画機(8ch対応) 1台
・クラウド録画システム 1式
費用:約69万円(施工費込み)+クラウド録画費用 8,000円/月額

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ボックス(バレット)型:屋外設置に強く、抑止効果の高いカメラ

ボックス(バレット)型カメラ

バレット型カメラは、筒状の形状をした屋外向けの防犯カメラです。
英語の「Bullet(弾丸)」のような細長い形状から、バレット型と呼ばれています。

現在では屋外用防犯カメラの主流となっており、防水・防塵性能を備えたモデルが多く、そのまま屋外へ設置できる構造になっています。
従来のボックス型カメラはハウジング(保護ケース)に入れて使用するケースが多くありましたが、現在でも見た目の近さから「ボックス型カメラ」と呼ばれることがあります。

カメラの向きが外から見て分かりやすいため威嚇効果が高く、不審者対策として有効です。
一方で存在感があるため、設置場所によっては景観への影響を考慮する必要があります。

 

ボックス(バレット)型カメラの施工事例

屋外壁面に設置されたバレット型防犯カメラと防水配管ボックス

埼玉県所沢市内の老健施設にて、出入口と共用廊下の防犯強化を目的にカメラを設置しました。

入退館管理と利用者の安全確保を重視し、屋外には赤外線対応のバレット型、館内には明るさを確保できるドーム型を採用。録画機は事務室に設置し、モニターで常時確認できる環境を整えています。

機器構成:
バレット型カメラ MC-258 3台
ドーム型カメラ MC-658 4台
・録画機(8ch対応) 1台

費用:約55万円(施工費込み)

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PTZ型:広範囲を可動監視できる高機能カメラ

PTZ型カメラ

PTZカメラはパン・チルト・ズーム操作に対応した可動式のカメラで、遠隔操作や自動追尾によって広範囲を効率的に監視できます。

1台で広いエリアをカバーできるため、台数を抑えながら監視範囲を確保したい場合に有効です。
また必要に応じて特定の対象を拡大して確認できるため、状況把握にも優れています。
一方で、常に全方向を同時に記録できるわけではないため、用途によっては固定カメラとの併用が検討されます。

 

PTZ型カメラの施工事例

駐車場のポールに設置されたPTZカメラ

東京都昭島市の月極駐車場にて、防犯カメラ設置工事を行いました。

駐車場内の監視強化を目的として、出入口および場内全体の状況を把握できる体制づくりをご相談いただきました。
四隅のポールへカメラを設置し、広い敷地内でも死角を抑えながら全体を見渡せる構成としています。

機器構成:
PTZ(旋回)カメラ HLT-S7CDH/18X 4台
・録画機(4ch対応) 1台
費用:約59万円(工事費込み)

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360°(全方位)型:1台で広範囲を効率よくカバーできるカメラ

360°(全方位)カメラ

360°カメラは1台で全方位の映像を記録できるカメラで、ドーム型の形状が多く、天井の中央などに設置することで広い範囲を一度に見渡すことができます。
複数台のカメラを設置せずに全体をカバーできるため、配線や設置工事の手間を抑えられる点も特徴です。

機器価格は通常の防犯カメラよりも割高ですが、台数を減らせる場合は全体コストを抑えられるケースもあります。

一方で、1台で広い範囲をカバーする特性上、個々の対象を細かく識別する用途にはやや不向きな場合があります。

 

360°(全方位)型カメラの施工事例

店内天井に設置された360°(全方位)カメラ

神奈川県横浜市のコンビニ店にて、店内全体を効率よく監視するために360度ネットワークカメラを新たに導入しました。

全方位カメラ1台でフロアの広い範囲をカバーしつつ、集音マイク付きドームカメラと4ch録画機を組み合わせることで、死角を抑えた映像・音声の一元管理を実現しています。

機器構成:
360度IPカメラ HLV-1ZKU 1台
屋内用ドーム型カメラ HLC-1JKD(後継機) 1台
・録画機(4ch対応) 1台
費用:約30万円(新規LAN配線工事含む)

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【比較表】ドーム型・ボックス(バレット)型・PTZ・360°カメラの違い


PoEカメラ


ここまで紹介した防犯カメラの種類について、特徴や用途の違いを一覧で整理します。
それぞれのカメラの役割を比較することで、設置場所に適したタイプを選びやすくなります。

 

種類 ドーム型 ボックス(バレット)型 PTZカメラ 360°カメラ
設置場所 主に屋内 主に屋外 屋外・広範囲施設 屋内の広い空間
抑止力 やや低い 高い 中程度 低い
威圧感 少ない 強い ややある 少ない
撮影範囲 一定方向(固定) 一定方向(固定) 可動・ズーム対応 広範囲(全体をカバー)
防水性 機種による 高い(屋外対応が主流) 高い(屋外対応が多い) 機種による
コスト 比較的安価 中程度 高い やや高い
特徴 目立たず設置でき景観を損ねにくい 威嚇・抑止効果が高く屋外防犯に適している 1台で広範囲を動かして監視できる 1台で空間全体を把握できる

 

プロが教える「失敗しないカメラ選び」3つの基準


建物の壁に設置された2台のボックスカメラ


防犯カメラは種類ごとの特徴を理解したうえで、用途や確認したい内容に応じて選ぶことが重要です。

①監視したい範囲と用途を明確にする

広い範囲を把握したい場合は360°カメラ、特定のポイントをはっきり確認したい場合は設置位置や画角を調整した固定カメラが適しています。

また、広い敷地を少ない台数で効率よく監視したい場合には、可動式でズーム操作が可能なPTZカメラの導入も検討されます。

 

②威嚇・抑止を重視するか、目立たせないか

防犯カメラは「見せて防ぐ」か「目立たず記録する」かによって、適した種類が変わります。

屋外の出入口や駐車場などでは、カメラの存在を認識させることで不審者の侵入を防ぐ効果が期待できるため、ボックス(バレット)型のように視認性の高いカメラが選ばれることが多くなります。

一方で、店舗やオフィス、マンションの共用部などでは、景観や利用者への圧迫感に配慮してドーム型のように目立ちにくいカメラが適しています。

 

③設置環境に応じた耐久性・防水性能を確認する

設置場所の環境によって、必要となるカメラの性能は大きく変わります。

屋外に設置する場合は、雨や風、ほこりの影響を受けるため、防水・防塵性能を備えた機種を選ぶ必要があります。一般的にはIP規格(防水・防塵性能の指標)を確認することで、設置環境に適したカメラか判断できます。

また、直射日光や気温差の影響を受けやすい場所では、耐久性の高いモデルを選ぶことも重要です。屋内であっても湿気の多い場所や温度変化の大きい環境では、設置条件に合った機種選定が求められます。

 

【設置場所別】最適なカメラの組み合わせ


防犯カメラは1台からでも設置可能ですが、監視範囲や用途によっては複数台を組み合わせることでより効果的な監視が可能になります。

ここでは代表的な設置パターンごとに、現場でよく採用されるカメラの組み合わせを紹介します。

 

戸建て住宅

戸建て住宅の画像

戸建て住宅では、侵入抑止と日常の見守りが主な目的になります。
玄関には訪問者を自然に確認できるドーム型、屋外の死角となりやすい庭や裏口、駐車スペースには、抑止力と夜間監視に対応したボックス(バレット)型カメラが有効です。
特に駐車スペースでは夜間の車両確認が必要になるため、赤外線照射距離の長い機種を選ぶと安心です。

 

戸建て住宅におすすめな防犯カメラ

 

店舗・オフィス

オフィスの画像

店舗やオフィスでは、外部からの侵入対策と内部トラブルの抑止が主な目的となります。
出入口や受付には来訪者の出入りを意識した監視がしやすいボックス(バレット)型カメラを設置し、フロアや通路にはドーム型を配置して空間全体をカバーします。
レジ周辺や重要エリアには画角を絞って記録できる固定型カメラ(ボックスまたはドーム)を設置することで、トラブル時の確認がしやすくなります。

 

店舗・オフィスにおすすめな防犯カメラ

 

マンション

マンションの画像

マンションでは共用部分の安全確保が中心となります。
エントランスやエレベーター内にはドーム型カメラを設置し、来訪者の確認とトラブル抑止を行います。
駐車場や駐輪場などの屋外エリアにはボックス型を設置することで、夜間も含めた監視が可能になります。

 

マンションにおすすめな防犯カメラ

 

大規模施設

工場の画像

工場や倉庫、広大な敷地を持つ施設では、広範囲を効率よく監視することが重要になります。
外周や出入口にはボックス型を設置し、必要に応じてPTZカメラを組み合わせることで、少ない台数でも広い範囲をカバーできます。
また、屋内の広い空間やイベント会場などでは、360°カメラを活用することで全体の状況を一括で把握できる構成も有効です。

 

大規模施設におすすめな防犯カメラ

 

防犯カメラの種類に関するよくある質問(FAQ)


天井に設置された屋内用ドーム型カメラ


防犯カメラの種類や選び方について、よくある質問をまとめました。

 

ドーム型は夜間でもハッキリ映りますか?

ドーム型カメラでも、赤外線照射機能(IR)を搭載している機種であれば夜間の撮影は可能です。
近年では、夜間でもカラー撮影に対応したモデル(CA-345など)も増えており、人物の服装や車両の色などを確認しやすくなっています。
ただし、屋外の広い範囲を照らす用途ではボックス(バレット)型の方が赤外線性能に優れる機種が多いため、設置場所に応じて使い分けることが重要です。

 

防犯カメラは形状によって映り方が変わりますか?

形状そのものよりも、搭載されているレンズや画角によって映り方は変わります。
ただし、カメラの形状ごとに採用されやすいレンズ構成や用途が異なるため、結果として映像の見え方にも違いが出ることがあります。
例えば、ドーム型は広い範囲を自然に映す構成が多く、店舗やオフィス全体を見渡しやすい傾向があります。
一方、ボックス(バレット)型は出入口や通路など特定方向をしっかり確認しやすく、遠くの人物や車両を確認しやすい構成で使われることがあります。
また、360°(全方位)カメラでは魚眼レンズのように広範囲を映すタイプもあり、PTZ型ではズーム操作によって離れた場所を拡大して確認できます。

 

PTZカメラ1台あれば、固定カメラは不要ですか?

PTZカメラは1台で広範囲を確認できる便利なカメラですが、常に全方向を同時に記録できるわけではありません。
また、広い範囲を1台で監視する構成では、場所によって細かな映像確認が難しくなる場合があります。
そのため、死角をなくしたい場合や常時監視が必要な場所では、固定カメラと併用するケースが一般的です。
用途に応じて使い分けることで、より効果的な監視体制を構築できます。

 

まとめ|現場に合わせた種類の選定が防犯の第一歩


DIYでネットワークカメラを取り付けている女性


防犯カメラにはさまざまな種類があり、それぞれに適した用途や設置場所があります。

ドーム型やボックス型といった基本的なカメラに加え、PTZカメラや360°カメラなど、目的に応じて選択肢は広がっています。

重要なのは、カメラの種類そのものではなく「何を監視したいのか」「どのように防犯対策を行いたいのか」を明確にすることです。

設置場所や用途に合わせて適切なカメラを選定することで、防犯効果をより高めることができます。

フリーウェイズネットワークでは、設置場所や監視したい内容を事前にヒアリングしたうえで、豊富なラインナップの中から適した防犯カメラや録画機をご提案しています。

設置位置や画角、夜間監視の必要性、配線方法なども含め、現場状況に合わせた構成をご案内しておりますので、防犯カメラの導入をご検討の際はお気軽にお問い合わせください。

 

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執筆者

執筆者

代表取締役社長 川口

<資格>
第2種電気工事士

<略歴>
2006年 Scotch College Adeladeを卒業後に帰国し、東証一部上場企業の営業代行会社を立ち上げる。 2010年にフリーウェイズネットワーク株式会社へ中途入社し現在に至る。

<代表メッセージ>
弊社は2009年の創業以来、セキュリティを通じてお客様に安心安全を提供することを使命として歩んでまいりました。

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