空き巣に入らせない!防犯カメラの選び方と活用のポイント
空き巣は、思いつきで家を選んでいるわけではありません。
侵入する前に、街の雰囲気や住宅の状態を観察し、「入りやすい家」「見つかりにくい家」を見極めています。
東京都の建設業許可を取得し、有資格者(防犯設備士・電気工事士)による防犯カメラの設置・施工を数多く手がける【フリーウェイズネットワーク株式会社】が、空き巣の視点から見た住宅の防犯ポイントと、防犯カメラを活用した対策について解説します。
【許認可・保有資格(東京都)】 建設業許可:東京都知事 許可(般-6)第159254号[電気工事業]/ 防犯設備士:第17-26862号・第20-30464号/ 第1種・第2種電気工事士 在籍/ 石綿作業主任者 在籍/ 保護具着用管理責任者 在籍
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- 空き巣が犯行前にチェックしている住宅や周辺環境のポイント
- 空き巣が嫌がる家に共通する特徴と防犯意識の伝わり方
- 空き巣対策の基本と、防犯カメラを活用した実践的な考え方
- 警察の事例から見る、犯罪を防ぐための環境づくり …など
空き巣対策でまず押さえたい防犯カメラの選び方・設置ポイント

空き巣対策として防犯カメラを選ぶ際は、細かな機能比較よりも、目的に合ったタイプを押さえることが重要です。
ここでは、空き巣対策として効果につながりやすいポイントを、結論を交えて整理します。
侵入をためらわせる抑止効果を意識する

空き巣対策で抑止効果を重視する場合は、
視認性が高く、設置されていることが分かりやすいボックス(バレット)型カメラが向いています。
空き巣は下見の段階で「見られる可能性があるか」を気にするため、カメラの存在が一目で分かるだけでも侵入をためらう要因になります。
玄関まわりや駐車場など、人の出入りがある場所では、あえて目立たせる設置が有効です。
侵入口と動線をカバーする設置場所を選ぶ

死角を減らしたい場合は、
広い範囲を一度に映せる広角タイプのカメラが適しています。
空き巣は侵入口だけでなく、侵入後の移動経路や逃走経路まで想定して行動します。
窓や勝手口、建物の裏側など、人目につきにくい場所ほど死角が生まれやすいため、画角を広く取れるカメラでカバーすることが重要です。
夜間でも確実に記録できる性能を重視する

夜間対策を重視する場合は、
センサーライト付きのカメラや、有線接続で安定して録画できるカメラが向いています。
空き巣被害は夜間や人通りの少ない時間帯に起こりやすく、暗い時間帯の映像がしっかり残るかどうかが重要になります。
突然ライトが点灯する環境や、録画が途切れにくい構成は、空き巣にとって大きな心理的負担になります。
では、空き巣はどのような理由で「入りやすい家」「避けたい家」を判断しているのでしょうか。
次に、犯行前の下見で空き巣が実際に見ているポイントを整理します。
用途やご予算に合わせた最適プランをご提案します。
空き巣は犯行前にここをチェックしている|狙われにくくするための対策ポイント

空き巣は、侵入できるかどうかだけで家を選んでいるわけではありません。
人目の有無や生活感、外構の状態などを下見の段階で確認し、「入りやすい家」「見つかりにくい家」を冷静に見極めています。
ここでは、空き巣が犯行前に実際にチェックしているポイントと、
それに対してどのような対策を取ると狙われにくくなるのかを整理します。
侵入口になりやすい場所|窓・勝手口・ベランダ
空き巣は、いきなり正面から侵入することはほとんどありません。
下見の段階で、どこから入れるのか、どこから逃げるのかまで含めて確認しています。
窓や勝手口、ベランダといった侵入口になりやすい場所は、人目につきにくいか、作業に時間がかからないかという視点で見られます。
そのため、侵入口対策では「完全に防ぐ」こと以上に、
侵入に手間がかかりそうだと感じさせる状態を作ることが重要です。
鍵の閉め忘れがないか、簡単に開けられそうな箇所がないかを見直すだけでも、侵入候補から外されるケースがあります。
留守を見抜くサイン|郵便物・照明・生活音
不審者と聞くと、いかにも怪しい人物を想像するかもしれません。
しかし実際の空き巣は、地域に溶け込むような格好で下見を行います。
スーツ姿や作業着、犬の散歩をしている人など、周囲にいても違和感のない姿で、家の様子をさりげなく観察しています。
郵便物が溜まっていないか、照明のつき方に不自然さはないか、
人の気配や生活音が感じられるか。
こうした小さなサインから、留守かどうかを見極めています。
対策としては、特別なことをする必要はありません。
留守だと断定できない状態を保つことが重要です。
「今、誰かがいるかもしれない」と思わせるだけでも、空き巣にとっては不確定要素となり、侵入をためらう理由になります。
死角や隠れやすい外構|庭・塀・植栽
空き巣にとって好都合な外構には、いくつか共通点があります。
無秩序に庭木が植えられていたり、塀や植栽によって視界が遮られていたりすると、身を隠しながら行動しやすくなります。
また、庭園灯がある場合でも、照明が作る影が隠れ場所になることがあります。
芝生がはげていたり、敷地がアスファルトの場合は足音が立ちにくく、静かに移動できる点も好まれます。
手入れが行き届いていない庭は、防犯意識が低いと受け取られがちです。
こうした環境に対しては、
死角を減らし、「ここで作業すると目立ちそうだ」と感じさせる状態を作ることが有効です。
外構を整えること自体が、空き巣にとってのリスク要因になります。
空き巣が嫌がる家の共通点

空き巣は、侵入しやすい家だけでなく、関わりたくない家も見極めています。
人目や時間、音や光といった要素が重なるほど、下見の段階で避けられやすくなります。
人目が多く近所に気づかれやすい環境
空き巣が最も嫌うものの一つが、人の目がある環境です。
近隣住民同士の関係があり、顔や生活パターンをある程度把握し合っている地域では、見慣れない人がいるだけで声をかけられる可能性があります。
「どちら様ですか」と声をかけられるだけで、犯行を諦める空き巣も少なくありません。
それは、その場での侵入を断念するだけでなく、その地域全体で活動しにくくなるからです。
噂話が広がりやすい環境も、空き巣にとっては厄介です。
住民同士の会話が多い地域では、「最近見かけない人がいた」といった小さな情報が共有されやすくなります。
人の目があることそのものが、防犯設備以上の抑止力になる場合もあります。
侵入に時間がかかる構造と防犯対策
空き巣は、侵入に時間がかかりそうな家を嫌います。
長く滞在すればするほど、見つかるリスクが高まるからです。
新しい住宅は構造がしっかりしており、防犯対策が施されている可能性も高いと見られがちです。
一方で、築年数の経った家は、侵入経路が読みやすく、対策が甘いのではないかと判断されることがあります。
また、侵入に手間がかかりそうな家は、たとえ人目が少なくても候補から外されることがあります。
空き巣にとっては、「確実に短時間で終えられるかどうか」が重要なのです。
音や光で侵入が目立つ防犯設備
空き巣は非常に音を嫌います。
静かに行動できない状況は、それだけで大きな負担になります。
砂利が敷かれていたり、踏むと音が出る物が置かれていたりすると、侵入時に細心の注意を払わなければなりません。
光も同様です。
人感センサーライトなどで突然周囲が照らされると、想定外の状況に置かれ、行動が制限されます。
音や光によって侵入が目立つ環境は、下見の段階で「面倒な家」と判断されやすく、結果として狙われにくくなります。
空き巣防犯に効果的な防犯カメラの活用方法

空き巣は犯行前の下見で、カメラの有無や死角、逃げやすさまで細かく確認しています。
そのため、防犯カメラは「設置すること」よりも、「どう活用するか」が重要になります。
防犯カメラは抑止効果と記録の両立が重要
防犯カメラは、見える位置に設置することで抑止効果を発揮します。
しかし、それだけで十分とは言えません。
空き巣が正面から侵入してくるケースは少なく、多くの場合は死角や人目につきにくい場所が狙われます。
下見の段階で、「どこにカメラがあり、どこが見られていないか」まで確認したうえで侵入を決めるため、想定していない場所で録画されることを非常に嫌います。
抑止と記録の両方を意識した配置が重要です。
玄関・駐車場・勝手口の設置ポイント
防犯カメラを設置する際は、侵入されやすい場所だけでなく、侵入後の動きや逃走経路も意識する必要があります。
玄関や駐車場は人の出入りが多く、記録の必要性が高い場所です。
一方で、勝手口や建物の裏手は人目につきにくく、侵入や逃走に使われやすいポイントになります。
空き巣は、「どこから入ってどこから出るか」を常に想定しています。
その動線上に防犯カメラがあることで、計画が崩れることを嫌い、侵入自体を諦めるケースもあります。
夜間性能や通知機能を活かした運用
空き巣被害は、夜間や人通りの少ない時間帯に起こりやすい傾向があります。
そのため、防犯カメラは昼間の映像だけでなく、暗い時間帯でも状況を把握できることが重要です。
夜間に突然ライトが点灯したり、動きをきっかけに通知や記録が行われたりすると、空き巣にとっては想定外の事態になります。
ただ設置するだけでなく、夜間性能や通知機能を意識して運用することで、「侵入すれば必ず痕跡が残る家」という印象を与えることができます。
警察が注意喚起する空き巣の傾向と防犯対策

空き巣対策は、個々の住宅だけでなく、地域全体の防犯意識や環境づくりとも深く関係します。
ここでは、警察が公開している防犯マニュアルや資料をもとに、空き巣対策として意識されている考え方を整理します。
警察が警告する空き巣対策のポイント
警察では、空き巣被害を防ぐための取り組みとして、人感センサーライトの設置や、防犯設備の活用を呼びかけています。
あわせて、近隣住民同士で話し合いを行い、どこが死角になりやすいのかを共有するなど、地域全体で防犯意識を高める取り組みも重要だとされています。
防犯設備の導入だけでなく、住民同士の会話や見守り意識が高まることで、「見られている」「気づかれやすい」環境が生まれます。
こうした環境づくりが、犯罪を起こしにくい状況につながると警察も注意喚起しています。
空き巣対策の防犯カメラ施工事例
フリーウェイズネットワークでは、一般家庭における空き巣対策や不審者対策を目的とした防犯カメラ設置を数多く行っています。
侵入の抑止や万が一の記録を重視しつつ、住宅密集地では撮影範囲やカメラ角度を調整し、ご近所への配慮も欠かさない設計を心がけています。
ここでは、空き巣や不審者の監視を目的としながら、実際の住環境に合わせて施工した一般家庭の事例を紹介します。
なお、個人情報保護の観点から、カメラの撮影映像そのものは非掲載としています。
埼玉県 所沢市内の戸建住宅|敷地境界付近の空き巣・不審者対策
敷地境界付近での空き巣や不審者対策を目的に、防犯カメラの設置をご相談いただきました。
隣家との距離が近いため、道路側や隣地を映さず、自宅敷地内のみを捉える向きにカメラを固定しています。
必要に応じてプライバシーマスク設定が可能な機種を採用し、将来的な環境変化にも対応できる構成としています。
機器構成:
・屋外用ボックス(バレット)型防犯カメラ 1台
・録画機(4ch対応) 1台
費用:約24万円(施工費込み)
埼玉県 坂戸市内の戸建住宅|玄関まわりの空き巣対策と近隣配慮
空き巣対策として、玄関まわりの防犯強化を目的に防犯カメラの設置をご依頼いただきました。
来訪者や不審者の動線のみを捉える構成とし、敷地外を過度に撮影しないことで、近隣への心理的な負担にも配慮した設計としました。
録画機は屋内の収納スペースに設置し、第三者が容易に触れられない運用環境を確保しています。
機器構成:
・屋外用広角ドーム型防犯カメラ 1台(玄関)
・録画機(4ch対応) 1台
費用:約23万円(施工費込み)
神奈川県 横浜市内の戸建住宅|駐車場・アプローチの不審者対策
不審者の侵入抑止や、夜間の安全確認を目的に、駐車場に面したアプローチ周辺へ防犯カメラを設置しました。
人の出入りや車両の動きが集中しやすい場所を捉えることで、不審な行動を早期に把握できる構成としています。夜間撮影時も、動きをきっかけに状況を確認できるよう、赤外線の照射範囲と角度を細かく調整しました。
機器構成:
・屋外用ドーム型防犯カメラ 1台(駐車場・アプローチ)
・録画機(4ch対応) 1台
費用:約22万円(施工費込み)
まとめ|空き巣の視点を知り効果的な防犯対策を行おう

空き巣は、思いつきで家を選んでいるわけではありません。
犯行前の下見で、侵入口や死角、生活感の有無などを細かく確認し、「入りやすそうか」「見つかりにくそうか」を判断しています。
そのため、空き巣対策では特別な設備を一気に導入することよりも、
侵入に手間がかかりそうだと思わせることや、見られている可能性を感じさせることが重要になります。
防犯カメラや人感センサーライトといった設備は、
設置場所や使い方を工夫することで、空き巣の計画そのものを崩す効果が期待できます。
「侵入すれば必ず痕跡が残る家」「行動が目立ちそうな家」と印象づけることが、抑止につながります。
一軒ごとの対策は小さなものでも、
空き巣の視点を意識して積み重ねていくことで、侵入しづらい家、選ばれにくい家へと近づいていきます。
まずは自宅の周囲を見直し、できるところから防犯対策を取り入れていきましょう。
フリーウェイズネットワークでは、設置環境やご要望を丁寧にヒアリングしたうえで、効果的かつ無理のない防犯カメラ設置をご提案しています。
自宅の防犯対策をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
執筆者
代表取締役社長 川口
<資格>
第2種電気工事士
<略歴>
2006年 Scotch College Adeladeを卒業後に帰国し、東証一部上場企業の営業代行会社を立ち上げる。
2010年にフリーウェイズネットワーク株式会社へ中途入社し現在に至る。
<代表メッセージ>
弊社は2009年の創業以来、セキュリティを通じてお客様に安心安全を提供することを使命として歩んでまいりました。