病院やクリニックに防犯カメラを設置するメリット
病院やクリニックに防犯カメラは重要
はじめに、病院とクリニック、その違いは入院病床数です。病床数が20床以上であれば病院、19床以下ならクリニックとなります。但し、入院設備がないクリニックも多いので、夜間は異なります。
多くの方々が利用する施設です。誰もが病院は安全だという印象があると思いますが、病院やクリニックで見かける防犯カメラは、安全を守る機器として重要視されています。
どのような場所に設置することが、どのようなメリットになるのかご紹介します。
①受付窓口
受付は現金やカルテやパソコン等、大切な物が数多くあります。
職員の入れ替わり等で起こりうる、職員による不正を抑止すると共に、病院と違い、休診日や夜間は警備員や人の出入りもないクリニックでは、誰も居ない時間に犯罪が起こりうる確率が高くなります。
盗難や強盗等を、防犯カメラで威嚇し抑止しましょう。
近年では、スマートフォンからいつでも映像の確認が出来るカメラもあります。万が一への備えになり、いつでも確認が出来る事は安心にもなります。
カルテやパソコンは、患者様の病歴等の個人情報がたくさんあり、漏洩してしまうと、大きな社会問題に発展してしまい、病院の信用も損失してしまいます。パソコンは悪用される恐れもあり、医療機器がないことにより、医療システムが機能しなくなる可能性もあるので防犯対策は必要不可欠といえます。
また、現金の盗難等を抑止するだけではなく、証拠を残すために、防犯カメラの設置が必要な場所です。
②玄関、職員通用口
病院は、職員、業者の方、清掃員、患者様、お見舞いの方等たくさんの人が自由に出入りできるからこそ、不審者を見逃してしまう可能性は十分にあります。
防犯カメラの設置により、犯罪をしようとしている人への抑止効果になります。
また、鮮明に記録出来る防犯カメラを設置する事で犯罪が起こってしまっても迅速に対処する事が出来ます。
③薬品庫
薬品庫には多くの薬品が保管されており、盗まれてはならないものがあります。
向精神薬や致死性の高い薬品等、転売目的で狙われやすく、関係者や業者の方の出入りが多く、持ち去る事も可能になります。
また防犯カメラを設置しても、棚等により死角が生まれやすくなります。
ゆえに死角を失くす為にも、多くの防犯カメラを設置し記録を撮る事をオススメします。
④病棟
入院設備のある施設では、防犯カメラの設置は大切な事です。プライバシー問題で病室への設置に難色を示す病院が多いです。しかし、精神病棟の隔離室に限り、24時間監視が必要な患者様に対して防犯カメラを設置しています
。
また、夜間は職員が少なくトラブルや患者様の行方位不明等も起きうる為設置している病院もあります。
病棟の廊下に防犯カメラを設置し、患者様の異変等に速やかに対応出来るようにしています。近年は、患者様に職員が暴力を振るったり、点滴に異物混入したりという事件がありました。この様な事件が起こらない為にも、病棟の防犯カメラは欠かせない物です。
ナースステーションは病棟に入る出入り口です。人の出入りを確認できる高画質カメラを設置し病院の安全を守りましょう。また、万が一事件が起こった際、看護師の方が疑われないように、正当性を守る役割にもなります。
防犯カメラは防犯だけではなく、見守る力にもなります。
患者様や家族の方、職員の方も患者様の状態を記録しておくと安心する事が出来るでしょう。
⑤更衣室
職員の方々の貴重品や、更衣中の盗撮更衣等から防犯カメラでお守りします。
更衣室では、職員による職員への犯罪が比較的多い為、やましい気持ちがある人は防犯カメラを見つけると犯罪を踏みとどまるケースが多いので入口等に設置し、抑止しましょう。
⑥病院、クリニックの敷地内
医療費や入院費等、高額な金銭のやり取りもある為、盗難予防に防犯カメラは最適です。
他にも、駐車場や駐輪場等にもカメラの設置し、盗難・いたずら防止対策をしましょう。
おわりに
医療機関での犯罪のリスクは、病院よりもクリニックの方が犯罪発生率は高いとされています。それは、病院に比べセキュリティーがしっかりとしているわりに設備が充実していて人の居ない時間があるからです。
「防犯対策をしています」とアピールする事により、犯罪抑止効果は役立っています。
多くの種類の防犯カメラがあるので設置する場所や用途にあったカメラを設置する事で 利用者に安心感を与える事が出来、安全に利用する事も出来ます。そして万一にも役立ちます。プライバシーに配慮した防犯カメラの設置が必要とはなりますが、金品や薬物、個人情報などたくさんある場所です。ときには命に関わる事件も発生してしまう可能性もあるので、犯罪とは無縁とは思わずに、意識をしてしっかりとした防犯対策を行うことが大切な事です。